2019.07.21 更新 | 2018.04.10 公開
職場でコーヒーを飲むための、正しい情報
昨今の企業向けのコーヒー需要は多く会社などでコーヒーを飲む文化は、かなり浸透してきています。大手オフィスコーヒーサービスも懸命に営業をしているのでコーヒー普及率はかなり高いでしょう。ですが、まだまだあなた様が知らないオフィスコーヒーサービスの情報が有るのです。
今回は大手オフィスコーヒーサービスの営業マンが、絶対に言わないことを書いています。
今回は新鮮なコーヒーを安く飲む方法を、お伝えしています。
コーヒー豆が酸化していない、新鮮なコーヒーとは?コーヒー豆は乾燥しているので酸化しないと思っている人が多いのですが、それはとんでもない間違いなのです。
コーヒー豆を焙煎(生豆を焼くこと)をしたら、時間の経過と共に脂質が酸化していきます。
脂質の酸化とは、こちらで詳しく書いています。
ここは重要なので二回書いておきます。ぜひ覚えてください。
●コーヒー豆は生鮮食料品です。焙煎終了後、時間が経つと共に脂質が酸化していきます。
●コーヒー豆は生鮮食料品です。焙煎終了後、時間が経つと共に脂質が酸化していきます。
酸化をしない生鮮食料品は有りません。
コーヒー豆のおいしく飲める期限は、焙煎してからおよそ2週間です。(但しコーヒー豆の種類、品種によって個体差があります。必ずしも2週間とは限りません。種類によっては1ヶ月後に、最高の味わいになるコーヒー豆も有ります。)
以降、時間が経つにつれ、豆が含んでいる脂質が酸化していくのです。冷蔵庫で保存しても、おいしく飲めるのは一ヶ月程度です。
ですから、焼きたてで鮮度の良いものを正しく保存し、できるだけ早く使い切ることが大切なのです。
脂質が酸化したコーヒー豆は、どんな味だと思いますか?
酸っぱくて味も香りも不快で、コーヒーを飲んだ後、喉にいがらっぽさが残って後味が悪かったり、胸焼けや胃もたれがします。
これはコーヒー豆に含まれている脂質の酸化で起こっているのです。解りやすく言えば、長時間経過した天ぷらを想像してみてください。
あなた様、想像しました?
どうですか。
気持ち悪いでしょ。
これが酸化したコーヒー豆を飲んだときの気持ち悪くなる原因なのです。
もともと新鮮なコーヒー豆には眠気や疲労感を取り除いたり、血行促進や利尿作用にも効果があります。また胃液の分泌を促進し、消化促進にも役立ちます。
このように新鮮なコーヒー豆にはさまざまな薬効があります。が、古くて脂質が酸化したコーヒー豆だと身体にとって、まったくの逆効果になってしまうのです。
それでは鮮度の良いコーヒー豆は、どのようなことを確認すれば判るのでしょうか?
それでは、こちらをどうぞご覧ください。
この画像は、コーヒー粉の焼きたてを、そのまま袋詰めにしています。
コーヒー粉でお届けの場合は、お届け後にはこの様に必ず袋がふくらみます。
この画像は、新鮮なコーヒー粉に、お湯を注いだときのです。
このようにお湯を注ぐと、とっても元気良くコーヒー粉がふくらんでいるのがお解かりになるでしょうか?
自家焙煎で焼きたての新鮮なコーヒー豆は、必ずふくらみます。
そして「元気良くふくらむ」ということは。コーヒー豆は生きていて、鮮度の良い生鮮食料品で有るという証拠なのです。手前ミソになりますが私の店では、毎日必要量だけ自家焙煎しています。
ですからお届けしているコーヒー豆は新鮮で香り良くお湯を注ぐと元気良く、写真の様にふくらむのです。
では実際にスーパーなどの小売店や、オフィコーヒーサービスで売られているコーヒー豆の多くは、この様にふくらむのでしょうか?
実は多くのコーヒー豆は、まったくふくらまないのです。あなた様がコーヒー豆を購入したときに、すでに脂質の酸化が進んでいるものが非常に多いのです。
なぜ、コーヒー粉がふくらまないのでしょうか?
コーヒー豆は焙煎終了後、盛んに炭酸ガス(香りの元)を放出します。大手コーヒーメーカーは包装袋がふくらまないようにするために、香りを抜きます。これはコーヒー豆を粉砕後、しばらく放置することで完了します。こうすることで元気良くふくらまなくなるばかりか、ますます脂質の酸化速度が早まるのです。さらに流通段階の過程で日数が掛かり、スーパーの店頭に陳列されたとき、セールスマンが納品に来たときにはすでに、まったくふくらまない、脂質の酸化が進んだコーヒー豆になっているのが実情です。
たとえ包装袋に「新鮮なコーヒーをお楽しみいただけるよう、窒素ガス充填包装してあります。」と、書いてあったとしても、多くのコーヒー豆は新鮮では無くなっているのです。
焼きたての新鮮なコーヒー豆は、包装袋がふくらみます。そしてコーヒー粉にお湯を注いだら、おまんじゅうの様にふくらむといった現象で簡単に鮮度が判るのです。
二つ目の鮮度確認のポイントは、品質保証表示や賞味期限表示です。
コーヒー豆の品質保証表示、賞味期限表示って?
今、流通している多くのコーヒーの現状は、とても長い賞味期限、ふくらまない包装資材、ドリップしてもふくらまないコーヒー粉、コーヒー豆が多くを占めています。全日本コーヒー協会はコーヒーの鮮度について発表はしていますが、まだ浸透はしていません。また大手コーヒー製造メーカーも自社に取って、都合の悪いことは宣伝したくないものです。そのために、どの様なコーヒーが身体に良いのか、多くのコーヒー好きな方に知れ渡っていません。
この画像をご覧ください。
これは、大手コーヒーメーカーの広告です。
コーヒー豆のおいしく飲める賞味期限は焙煎後およそ、二週間です。(個体差有り)
そうですね。
賢明なあなた様だと、すぐにピン!とくることでしょう。
そうなのです。コーヒー豆の賞味期限は焙煎後およそ二週間なのですが。多くのコーヒー豆には、はるか未来の品質保証表示が印字して有るのです。この広告には、「炒りたて新鮮一年保証」、「当社の商品製造日より一年間」と書いてあります。
コーヒー豆は生鮮食料品です、一年も持ちません。
これは、例えばお魚屋さんで。お客「このお刺身、いつまで日持ちしますか?」
店員「そのお刺身、新鮮だから一年間はおいしく食べられますよ」って言われたらどうされます?
「一年保証ついてるんだったら、来年のお正月まで大丈夫ね」って人はいないでしょう。
画像をご覧になっても解るように、この様なことは広告やセールスマンは、なかなか教えてくれません。
多くのセールスマンはコーヒー豆のことを良く知らないし、あなた様やご来店のお客様のことなど考えていないのです。
ましてや新規の営業で訪問する多くのセールスマンは、コーヒーメーカーの利便性を主張するばかり・・・。
本当に、どういった飲み方が良いのか。
どんなコーヒーがおいしいのか。
どのような品質の生豆を使って焙煎しているのか。
説明できないセールスマンが実に多いのです。
ためしに、セールスマンに質問してみてください。
「このコーヒー豆はいつ焙煎していて、いつまでおいしく飲めるの?」
「新鮮で賞味期限までは、大丈夫ですよ」とか。
「でき上がったコーヒーはどれくらい持つの?」
「5~6時間は大丈夫ですよ」(煮詰まって飲めません!)
などと正しいコーヒーとは、かけ離れた答えが返ってくることが多いのです。
この様な知識持っていないセールスマンは、ふくらまない古くなったコーヒー豆を届けていても、あなた様や、あなた様の大切なお客様のことなどまったく考えていないのです。
オフィスコーヒーサービスって何?
コーヒーメーカーやその他備品を無料で貸し出しします。そしてコーヒー豆や、その他付随する商品を定期的にお届けするサービスです。通常オフィスコーヒーサービスの会社と契約すると、高価なコーヒーメーカーとコーヒーキットと呼ばれる70g・40gといった小分けにされたパッケージが、20袋や35袋のセットとなって届けられます。
この小分けパッケージには次のようなメリットがあります。
①・すでにコーヒー粉が人数分に応じて袋詰めされていますので、メジャースプーンで量る必要がありません。
②・コーヒー粉が小分けされているので、品質管理上は良いでしょう。
このようなメリットを強調して、オフィスコーヒーサービスの会社はコーヒーキットを勧めてきます。
しかし、このオフィスコーヒーサービスは、高くつきます。いったいどうなっているのでしょうか?
これは高価なコーヒーメーカーのリース料や、人件費をコーヒー原価に上積みしてお届けしているので、コーヒー代も高くなっているのです。百グラムあたりに計算しなおしてみると、目がテンになることでしょう。
コーヒーキットは高いのですが、この様なメリットを希望される方は、この方法で飲むのが良いと思います。ただし、焼きたての新鮮なコーヒー豆を選ぶコトが大切だということは、もう、お解りですよね。
同じお金を払うのなら、新鮮な物が良いですよね。
しかし実は、飲む方法を変えるだけで、驚くほど安く飲めることができるのです。
安く、おいしいコーヒーを飲むためには。
それは自家焙煎コーヒー豆専門店でコーヒー豆を挽き売りで購入し、人数に応じてメジャースプーンで量ってコーヒーを作ることなのです。そしてコーヒーメーカーは、借りないことです。
10杯取りコーヒーメーカーは、買っても10,000円程です。業務用は、何万円もしますが・・・。
この方法は、何もビックリするような方法ではありません。昔から有る飲み方で、一番安く飲める方法なのです。
ちょっとコーヒー代の金額を、計算してみましょう。
お手元に、現在コーヒーをご契約されているご請求書をご用意ください。例えば、コーヒー豆屋さんから何もレンタルしないで、コーヒー豆だけ買うとすれば、コーヒー豆代金だけで済みます。
●コーヒーを10杯作るには、コーヒー粉が70g必用です。
珈琲工房サントスのコーヒー豆・100g当たり314円(税込み)のコーヒー豆だと、1杯あたりの単価は。
314円×0.70g(コーヒー粉の分量)÷10杯=1杯当たり 21.98円
●コーヒー1杯当たり 21円(ブラックで)位で飲めることになります。
●1日に10杯作るとして、219.8円(消費税別)/日 掛かります。
●営業日が20日とすると、4,396円(消費税別)/月 掛かります。
これでかなりおいしいコーヒーが、安く飲めると思います。ただし、「メジャースプーンで、人数分量るというのが面倒だ」、という人には不向きな方法です。
珈琲工房サントスでも、コーヒーキットを販売しています。コーヒーメーカーも貸し出しています。が、高価なコーヒーメーカーとセットで貸し出しはしていません。
なぜならコーヒー豆本来の価格では、なくなってしまうからです。
あなた様に安価で飲んでもらいたいため、同じ内容のコーヒーキットでも大手オフィスコーヒーサービスの会社よりも、格安で提供しています。
オフィスコーヒーサービスをご依頼されるときには、この情報を持って一度試飲をしてみる、話を聞いてみる、広告を見て見ることが大切です。
そうすれば、満足できるコーヒー豆を見つけることができるのです。わずかな時間を惜しんで、イメージや先入観だけで商品を選んだために後悔する人を何人も見てきました。
あなた様には、おいしいコーヒーを見つけていただき、おいしい香り良いコーヒーを通して、お店の売り上げ増進につながったり、毎日業務で忙しい社員さんのいやしに役立ててもらったり、お客様用に提供していただくことで、会社のイメージアップやお客様とのコミュニケーションが今以上にスムーズになれば幸いです。
ここまで、お読みいただいて、感謝しています。
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